田んぼとヤゴとトンボの素敵な関係

稲の間でトンボに変態するヤゴの様子 畑の空日誌

畑の空ファームの田んぼでヤゴを見つけました。
ちょうどヤゴからトンボへと生まれ変わる瞬間。

実は、田んぼとヤゴ(特にトンボの幼虫)の関係性は、自然環境や生態系の一部で大切な役割を果たしています。

今回はそんなヤゴと田んぼのお話です。

ヤゴとは

稲の葉に上ってきたヤゴ

ヤゴは水中で生活する昆虫の一種で、特にトンボの幼虫を指すことが一般的です。

田んぼは水が豊富にある環境なので、ヤゴにとっては良い生息地となります。

水田では、ヤゴは他の小さな水生生物を食べることで生きていきます。

そして、ヤゴはその生活環境を通じて自然の生態系の一部を形成しています。

ヤゴからトンボへ

ヤゴがトンボへと変態する際に水から地上へ容易に移動出来る環境が必要になるのですが、その条件を田んぼが満たしています。

変態は一瞬でなく、時間をかけて行われるため、その間外敵に襲われないような茂み、つまり稲の葉が隠れ蓑になってくれるのです。

トンボになってから

トンボは飛びながら田んぼの周りを移動します。

成虫となったトンボは昆虫を食べるため、一部の害虫を食べることで田んぼを自然の害虫から守る役割も果たしています。

ヤゴとトンボと田んぼの共生

こんな風に田んぼとヤゴの間には互いに依存した関係性があります。

ヤゴは田んぼの環境を利用して生きていく一方で、成虫となったトンボが害虫を食べることで田んぼを守る役割を果たしています。

自然環境の一部としての生態系の循環を示しているという事です。

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